ステロイドと鍼
鍼灸
において一番多い治療は痛みの治療です。病院では、痛みの治療といえばステロイドです。ステロイドと鍼の共通する治療効果は、消炎・鎮痛です。では、違う点はというと
副作用
であります。ステロイドの副作用については漠然と「怖い」というイメージがありますが、では、実際どういった副作用があるのか、少し突っ込んだ話をしたいと思います。
ステロイドは医師の間でも「魔の薬」と呼ばれているようです。それは、消炎・鎮痛に非常に効果が高く一時的には治ったかのようにまで回復してくれます。しかし、単なる対症療法の場合には元に戻ってしまい(これは、アトピーを考えれば想像つくと思います)むしろ副作用がのこってしまいます。
具体的には1.感染しやすくなる2.骨粗鬆症・骨壊死3.糖尿病4.消化性潰瘍5.精神病6.ムーンフェイス・肥満7.血栓・動脈硬化・高血圧8.緑内障・白内障9.副腎不全などあげられます。
しかし一方で、ステロイドがよく使用される理由としては、その高い効果からで、対症療法目的の場合は優秀な薬であるからです。