2016年3月30日 / 最終更新日時 : 2019年9月9日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 鍼灸とコペルニクス 常識は時代により変わります。「地球が中心で天が回っている」と信じられていた時代に、コペルニクスが「地球が太陽の周りを回っている」といっても当然理解されませんでした。同様に、歴史や伝統を忘れてきている我々が 経絡 は存在す […]
2015年10月22日 / 最終更新日時 : 2019年9月10日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 鍼灸と科学 以前の投稿「経絡と細胞分化」では経絡理論の科学的根拠の一助になる発想の話でしたが、それにしても、現在の日本はあまりに「科学」に拘泥する傾向にあります。何かといえばすぐに「エビデンスは?」です。医療においても、レントゲン、 […]
2015年7月30日 / 最終更新日時 : 2019年9月10日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 「医療」ではなく「医道」 鍼灸の専門誌 に「医道の日本」というのがあります。なぜ「医療」ではなく「医道」なのか?それは、鍼灸には精神性が含まれているということです。施術の前後、患者・術者ともに「よろしくお願いします。」「ありがとうございました。」 […]
2015年7月25日 / 最終更新日時 : 2019年9月5日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 鍼に薬は塗ってません 先日、93歳のおばあちゃんを針治療中のこと。 おばあちゃん 「これで、じわっと浸透していくんかね。」 私 「・・・・?浸透?何が?」 おばあちゃん 「だから、薬が浸透していくんかね。」 私 「おばあちゃん、鍼に薬はついて […]
2015年7月24日 / 最終更新日時 : 2019年9月10日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 見て打つ鍼・触って打つ鍼 前回の太宰府天満宮・菅原道真での中国式・日本式の話の続き。最近、鍼灸の国際化に伴い 「日本鍼灸とは何ぞや」 という鍼灸業界内の自問をよく耳にします。ここでいうのは中国とどう違うのか?ということになりますが、私が北京中医医 […]
2015年7月16日 / 最終更新日時 : 2019年9月10日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 未病治 体調がすぐれないので病院に行ってみるが確たる治療法なく悩まれている方は非常に多いと思います。こういった場合多いのは「不定愁訴」といって診療科目がバラバラなので、とりあえず 更年期障害とか自律神経失調症 だとか診断名はつい […]
2015年7月3日 / 最終更新日時 : 2019年9月5日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 稲葉の白兎 日本神話からみる医療の起源 「古事記」の”稲葉の白兎”のお話。—大国主神(オオクニヌシノミコト)ら一行が岬で、皮をむかれ泣いていた兎に出会った。八十神はおもしろがり「海の水を浴びて、風に当たれば治るよ。」とか […]
2015年6月29日 / 最終更新日時 : 2019年9月10日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 経絡と細胞分化 鍼灸マッサージ において経絡という体のつながりを利用した遠隔治療を普通に行いますが、その科学的根拠を求める時、受精卵の内胚葉・外胚葉・中胚葉の細胞分化と由来臓器についてを思いだします。正確な内容はいいとして、つまり、人間 […]
2015年6月24日 / 最終更新日時 : 2019年9月11日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 鍼と灸とマッサージの違い 「黄帝内経・素問」異法方宜論の続き。前回のマッサージ適応症では中央部に住む人は、気候も温暖で物豊かで肉体労働が少ないのでマッサージが良いという内容は現代人にあてはまるという話でした。今回は、その他の地域について。北は寒く […]
2015年6月22日 / 最終更新日時 : 2019年9月5日 imaoka 東洋医学・思想・哲学 マッサージ適応症 鍼灸適応症 という言葉は当サイトでもご紹介の通り業界ではよく使われますがマッサージ適応症というのを聞かないので、私なりに鍼灸古典の大著から探ってみます。「黄帝内経・素問」の異法方宜論において、住む地域や生活環境により適し […]