逆子の灸
普段は針治療メインですので灸はやらない
のですが、逆子の治療に関しては「逆子の灸」というのが一般的に通っていて、私もこれに従って灸をします。昔は一般に「やいと」という名で、行われていましたが、今は「せんねん灸」ぐらいしか知らない方が多いと思うのでので正式な灸について少しお話します。灸につかわれる「もぐさ」は蓬を乾燥させてできたものです。これを指でひねりだし、米粒の大きさにしツボにすえます。一つのツボに3・5・7と奇数回すえます(強くしたいときには回数は7回、軽くしたいときは3回)。火は線香でつけます。逆子の灸は「至陰」という足の小指の先のツボを使います(写真)。すえた感覚はチクッとする感じで、反射的に汗がパッとでるのが良い反応です。逆子の治療は時期も大事で、あまり早い時期だと治してもまた逆さにもどったりします。だいたい33週くらいがタイミング的に良いようです。また、以前の妊婦さんの投稿で述べた通り、無事出産することを考えればメンテナンスを含め鍼灸マッサージは様々な効果があります。