マッサージと「こり」
マッサージ
をしていて、時々、患者さんに「こってますか?」、少し黙っていると(わからないのかな・・・と心配して)次は「こりはわかりますか?」と聞かれます。この時少し黙ってしまうのは、わからないからではなく、びっくりするからです。タクシーの運転手に「車の運転の仕方わかりますか?」と聞くようなものです。「こり」は患者さんが思うような漠然としたものではなく、筋・腱が正常でない状態になっていて 1・塊 2・むくみ 3・冷え 4・固着 など異常感覚として手に伝わります。熟練してきてわかるようになるものですが、もう新人でもないのに「こり」がわからないまま形式だけマッサージしているようでしたら、私の場合、術者として不安感と徒労感をかかえて、廃業してしまっているでしょう。