シンスプリント
前回、オスグッドの投稿だったので、その続きで同じくスポーツ障害の
シンスプリント
を取り上げます。この怪我は中長距離の陸上選手やサッカー選手など長い距離を走る競技の選手によく見られます。症状はふらはぎの内側が痛くて力が入らず走れなくなります。なぜそうなるかというと、地面を蹴るのに足の指で底をつかむ動作を反復的に行うため、足の指の屈曲する筋肉の付着部(脛骨)が引っ張られる形になり炎症をおこし痛みが出るのです。(内容はオスグットと似ているのが分かります。)治療としては足の脛骨内側のツボの「築賓」「漏谷」といったところが中心になります。あとは足に疲労が溜まっておこっているのですから休養も必要でしょう。まだ、私が鍼灸の学生の頃、見学で行った整形では
「タオルギャザー」
(足の指で床のタオルを引っ張る)なることを患者さんにさせていましたが、使い過ぎでおこった怪我なのに、怪我してしまった後にさらに使って鍛えるという発想は感心しません。他の怪我の時もそうですが、鍛えるのは完治後の再発予防の段階になってからにしましょう。(現在ではタオルギャザーの有効がみられないので整形でもあまり行われていないようですが)