肩こり
英語では正確に
肩こり
をあらわす言葉がないそう。あえていえばstiff neckだそうだが、これだと首ですね。stiff shoulderだと
五十肩
になってしまいます。日本語では日常会話では「肩」のさす範囲が広く、肩関節から僧帽筋のあたりまでいうので解剖学的なものと一致していません。これが原因。
それはさておき、なぜ「肩こり」が多いのでしょう?ここからは鍼灸理論なんですが、
経絡図
をみると、足の陽経と手の陽経が肩甲骨間部で複層的に走行している。循環が悪くなると「手」の経絡と「足」の経絡の2倍の「こり」になってしまう。「大椎」は手と足の陽経の交会穴。まさに、肩がこる箇所の中心になります。
余計わかりにくくなりましたが、とにかく、肩甲骨の間に「こり」ができやすい体の構造になっているということです。