小児はり
小児はり
は元々、関西でさかんにおこなわれ、行列をなすくらいの鍼灸院もあったとか。最近では
スキンタッチという形で普及活動に努めている鍼灸師もおられます。当院でも開業当初はおこなっていましたが、おとなの方の治療が1時間の予約制にしているため、短時間で予約なしの大人数をこなすことが前提の小児はりは無理があり現在はやめております。それでも、当時を思い出すとそれなりに希望者はおり、問い合わせも多かった記憶があります。小児はりの適応は主に
かんむし(今風にいうと小児神経症)
、夜泣きやキーキーと騒いだり、かみついたりと精神的に落ち着かない症状です(一次成長期にあたるため体と心のバランスを崩すためにおこる考えられています)。そもそも「赤ん坊にはりを刺すのか?」といった質問がきそうですが、
小児はりは「さする」はり
です。写真のような感じ。ですから日用品のスプーンや歯ブラシのようなものでも充分代用がききます。これがスキンタッチ。お父さん、お母さんがしてあげるのです。