鍼灸と科学

レントゲン・MRI

以前の投稿「経絡と細胞分化」では経絡理論の科学的根拠の一助になる発想の話でしたが、それにしても、現在の日本はあまりに「科学」に拘泥する傾向にあります。何かといえばすぐに「エビデンスは?」です。医療においても、レントゲン、CT、MRI、エコー、電子カルテなど、科学に頼りっぱなしです。その理由としてひとつの歴史観が影響していると思われます。「進歩史観」です。「進歩史観」とは科学の発展と同じように、人間の歴史も進歩していくという考え方です。果たして人間は科学のように進歩してますでしょうか?・・・・患者さんは不満に思っています。パソコンの画面ばかり診て、患者さんをいっさい診ないことを・・・・「循環史観」から考える「伝統」も見直してもらいたいです。

「科学的にはうまく説明できないが、

鍼灸

で治ったよ。」のほうがよっぽど患者さんにとってよいアドバイスであると思いませんか?

こばなし

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管鍼法の杉山和一