長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい

長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい

先日、本屋で気になる本を見つけました。「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」という本。普段は、健康雑誌系はあやしいのも多いので手に取ることは少ないのですが、私が重要視していることが、そのままタイトルになっているうえ、平積みされている。しかも帯に~93万部突破~とあった。中身も見ずに即購入。著者は鍼灸師の女性ですが

「ふくらはぎマッサージ療法」

を提唱したのは東京慈恵会医科大学卒で、アメリカで外科医として活躍し、エールフランス航空の社医をつとめた故石川洋一氏とのこと。きっかけは、体が弱って脱水症状を起こし、容体が悪化していた患者さんの腕から点滴を投与していた時のこと。一刻も早く補液の必要があったが点滴がスムーズに落ちていかない。そこで患者さんの体位を変えてみようを体を触ると腕は温かいが足は冷たいことに気がつく。そこで足をマッサージしてみると顔の血色がもどり点滴が落ちるようになった。石川氏はこの経験から、血液循環の重要性を認識し、以来、メスを置き、30年近く「ふくらはぎマッサージ療法」の普及に尽力されたとのこと。内容には鍼灸では治らず、ふくらはぎマッサージ療法で治ったというおかしな部分もありますが、その他の内容はおおむね良いので、当院の待合室にも置くことにしました。興味のある方はご一読下さい。

婦人科・産婦人科

前の記事

逆子の灸
整形外科

次の記事

大腿骨骨折の予防